中国の大ベストセラー『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ』から学ぶ

 昨秋、金融恐慌が起こるまでは、中央銀行の存在など気にもとめなかった人が多いのではないか。FRBがニュースに登場する機会も増えた。あたかも国営っぽい装いをまとってはいるが、国際金融資本が寄り集まった私有銀行であるという事実にも、ようやく多くの人たちが気づいてきた。それが今回の金融恐慌がもたらした良い点といえるのかもしれない。アメリカでは、ロン・ポール下院議員が提出している「FRB透明化法案」が下院での支持を拡大している。
 さて、今回、紹介するのは中国で150万部売れたという驚異的なベストセラー『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ 影の支配者たちがアジアを狙う』(宋 鴻兵・ランダムハウス講談社)である。
 アメリカはもちろんのこと多くの国で実際は、中央銀行は民間の私有銀行となっている。国家の根幹をなすともいえる通貨発行権が、国家の手を離れて国際金融資本家の手に委ねられる。
 それは、なぜか?
 アメリカを例に詳細に記述されている本書を読むと、米国史とは、米政府から通貨発行権を奪い取り、金本位制を廃止して私営の中央銀行を設置しようと企む国際金融資本家たちと愛国派大統領・議員との壮絶な闘いの歴史に他ならないことが分かる。
 いったい何人の大統領が殺されたことか。死屍累々である。本書では、リンカーン&ケネディ暗殺を含めてそのほぼ全てが国際金融資本家との熾烈な闘いに絡んで暗殺されたと断じている。
 2度の世界大戦、第一次世界大戦後のドイツにおけるハイパーインフレからヒトラー登場に至る流れ、1929以降の大恐慌、プラザ合意によって仕掛けられた日本のバブル&その崩壊、1998アジア経済危機、9.11偽テロ。こういった事件は、世界中の富を独り占めするために国際金融資本家によって深謀された。余談だが、ロン・ポール議員の身の安全も心配だ。敵対する大統領はじめ政治家を殺めることなど、彼らは何とも思っていないという事実が本書から伝わってきて、愕然とさせられる。
 こういった国際金融資本家の動向を知らずして、近現代史を語ることはできないと痛感させられた。
 そして、この流れでいけば、今回の世界恐慌も国際金融資本家によって計画されたものではないのか?という疑問を禁じ得ない。彼らがやってきた国家ぐるみの悪質なネズミ講経済は、ちょっと頭を使えばば必ず崩壊する道理なのは、自明だった。
 では、何のための自爆なのか?
 世界中の経済を壊して壊滅させた上で、世界通貨をつくり、国家の垣根を取り払う。次いで、世界統一政府をつくって、地球上に住む大多数の人間を手っ取り早く支配して、ほぼ全ての利益を一人占めというわけだ。これが、「新世界秩序」というワードで言及されているものだ。
 「米国景気底打ち論」が主流になりつつあるが、副島隆彦氏は、2010年から米国債の暴落が始まり、今よりもひどい恐慌第二波の襲来を予測している。国家ぐるみのデフォルトは必ず起こると予測するエコノミストは数多い。とすれば、演出されたかのような現在の株高は、近い将来奈落の底に突き落とされる危険性も大きい。ババを踏むのは、結局、国際金融資本とは関係ない一般投資家ということになるのだろう。
 ちょっと先走ったが、最後に本書の解説を担当した『金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った』の安部芳裕氏の言葉を紹介しておこう。
 “これはフィクションではない。金融リテラシーを高めるのに最適な一冊だ”



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