やはり死んだふりをしているのか

 一部でひそかに囁かれてきたが、普天間基地移設問題に関して鳩山首相が猿芝居を打っていた可能性が浮上してきた。

 25日、沖縄で行われた県内移設に反対する超党派の県民大会には約9万人が参加し、仲井真知事らは県外移設を主張した。

 沖縄での集会直前には「現行案修正で受入」という米紙報道があった。これは全くのガセネタであったが、結果的に見れば、沖縄県民の反米感情を煽り、基地県内移設の受入拒否を全面に押し出す声を高めることにつながった。まるで意図的に沖縄県民の反米感情を煽るための巧妙なリークのようにも思える。そこに産経やワシントンポストなどの三流紙がのせられた。

 ここに至るまでも、およそ実現性のない下地島、徳之島、長崎ハウステンボス、さらにホワイトビーチ埋立案、シュワブ陸上案などが次々に移転先候補が上がった。案が俎上にのると同時に反対の声があがり、国内には現行案くらいしか選択肢がなくなったという状況が誰の目にも明らかになった。それと同時に鳩山内閣の迷走ぶりが国民の目に焼き付いた。

 そこに加えて、記者会見オープン化と電波利権を死守したい大マスコミどもは「アメリカは怒っているぞ!」「日米同盟が危ない!」「解決できなかったら鳩山退陣」と植民地根性丸出しの論調の記事を連日のように垂れ流した。これには、普天間問題にさして関心もなく、内閣が迷走している程度の認識しかなかった人たちも、さすがに疑念を抱き始めていた。鳩山首相がオバマ大統領に怒られたと嬉々として報道する姿にはうんざり。いっそのこと、米国、それからその手先の大マスコミどもが、ますます政権批判、国辱報道を行ってくれれば、一般国民の覚醒も促進されるだろう。

 もはや沖縄以外の国内移設はありえない、アメリカからの圧力も高まっている。そんな空気感の中での沖縄での県民大会である。ここに至るまで、沖縄県民の世論を煽るため鳩山首相一派が巧妙に仕組んだとすれば、すべての展開が納得できる。

 沖縄県民の世論が基地NO!であるならば、もはや国内移設はありえない。さらにタイミング良く、北マリアナ連邦議会が普天間の移設先としてグアムにほど近いテニアン島誘致決議を全会一致で可決したというニュースが飛び込んできた。
“テニアン「最適地」 北マリアナ上院が誘致決議” 
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161169-storytopic-3.html

 また、大マスコミは意図的に報道を避けているようだが、宜野湾市が立証しているように沖縄海兵隊のグアムへの全面移転が可能である。
“「普天間ヘリ部隊のグアム移転の検証について”
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/2556/2581/2582/37840/38152.html

 常識的に考えれば、グアムもしくはテニアンで普天間問題は解決するはずである。鳩山政権は表面上はもう少しの間、馬鹿のふりをして5月末直前に一気に勝負をかけるつもりなのだろうか。

 軍事的な視点から見ても普天間飛行場の重要度は米軍にとって嘉手納基地、横須賀、佐世保ほど高くはないというのが常識である。似非右翼や対米隷属の似非保守言論人が、抑止力を持ち出して騒いでいるが笑止千万だ。
“CIA担当官は沖縄反対集会をどう見るか”
http://amesei.exblog.jp/

 沖縄の県民大会から2日、大マスコミの普天間問題報道が急速に弱まってきた。これは空気の変化を大マスコミが察知した証左であろう。

 「独裁者」と悪名の高い小沢幹事長が、普天間を巡る一連の迷走を横目で見ながら、ほぼ沈黙を通したことも疑わしい。「独裁者」が、かくのごとき事態を我慢するはずがないではないか。

 ここまで書いても、もちろん鳩山首相に何ら腹案と呼べるものなどなく、単なる愚図、無能である可能性も捨てきれないことも事実である。しかし、もしグアム、テニアンなどでの解決が大どんでん返しで実現した場合、大騒ぎした大マスコミは全く信用をなくし、転落への坂道がますます急になる。

 グアムもしくはテニアンで決まればベストだろうが、今まで書いてきたように解決できず先送りでも何ら問題はないと考える。米国の自壊は遠くない。5月末までもう少し静観する必要がありそうだ。



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