矢継ぎ早に進む米金融捜査は何を意味する?

 米金融界をめぐる腐敗構造、“ネズミ講”なみの金融詐欺捜査に関する記事が慌ただしさを増している。先月半ばに米証券取引委員会(SEC)がサブプライムローン(信用力の低い個人向けの住宅ローン)に絡む債務担保証券(CDO)の組成と販売に関して投資家に「重要情報」を開示しなかったとして、米ゴールドマン・サックスを詐欺罪で訴追したのは、オバマ大統領の背景を知る人々を驚かせた。なにしろ、ゴールドマンサックスはオバマへの献金額トップであり、政府との関係の強さから“ガバメント・サックス”と通称され、一連の金融危機にあっても一人勝ちしていたのだ。
“米SECがゴールドマンを追訴、サブプラ関連証券めぐる詐欺容疑で”
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14863520100416

 オバマ大統領はどこまで本気なのかと思わせたが、この約1カ月間の間に次々にSECによる追求が報道されている。
 まず、ムーディーズ。「2007年に格付け機関として国家認定の更新を申請した際、虚偽的な情報を伝えた疑い」をSECから指摘され、法的措置を受ける可能性を通知する「ウェルズ・ノーティス」を3月に受け取っていたことが明らかとなった。
“ムーディーズ株が急落、法的措置受ける恐れ=米株式市場”
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnJT868832720100510

 今月になって、今度は米連邦当局がモルガン・スタンレーを捜査というニュースが飛び込んできた。デリバティブ商品で投資家を欺いた疑いがあるという。
“米連邦当局、モルガン・スタンレーを捜査”
http://jp.reuters.com/article/marketEyeNews/idJPnTK869167120100512

 さらに、SECはCDO(担保証券)の販売をめぐり、ドイツ銀行、シティグループを調査中ということも明らかとなった。
“SEC、CDO販売めぐりドイツ銀とシティ調査”
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-15275020100512

 米財政はすでに破綻し実体経済の裏付けなしにFRBがお金を刷りまくって見かけだけ回転させてきたのが現状である。「オバマ大統領就任と同時にデフォルトを発表するのでは?」という噂もまことしやかに出回っていたくらいだ。その後も確実に事態は悪化し、サブプライム危機どころかプライム・ローン崩壊や商業用不動産バブル崩壊も起こりつつあるようだ。FRBは実質的に倒産状態であり、米議会ではアメリカを正常な国家に戻すべくFRBの解体を主張するロン・ポール氏に支持が集まっている。

 そんな中での一連の金融詐欺捜査が何を意図したものか。ブッシュ時代と変わらぬブレーンに囲まれたオバマ政権に対しては就任後1年以上が経ちすでに失望の声が高まっていた。ここに来ての金融詐欺調査は、新しい変化の予兆にして、まさに末期的状態。FRB倒産発表が近いという情報はこれまでも何度か囁かれてきたことではあるが、捜査が確実に行われればFRBとそこに巣くう金融亡者が退場せざるを得ない日も遠くないのかもしれない。普天間基地移設決着は、この成り行きを見てからでも遅くない。いや、むしろそれこそが国益に適っていると考える。



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この記事へのコメント

2010年05月13日 15:40
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